銚子市市議会議員

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2009年12月一般質問

2009年12月議会一般質問
加瀬庫蔵



市立病院再生について質問します。

 過日の全員協議会で市立病院再生準備機構田中事務局長の報告を聞きました。市立病院再生については「これらの現状認識を共有して欲しい」と言われた内容と再生機構の取り組みについてでありました。

 まず「共有して欲しい」と言われた一つは「おかれている現状」についてでありました。「医師不足の中」で「医師には失業がない」「大学卒業者のみでは困る」「二代目医師が多い・開業医が多い」「勤務医を希望する人は少ない」「自治体病院には行きたくない」という事で「医師に来てもらうのは難しい」要旨この様なことでありました。

 その様な現状認識の中で「共有して欲しい」と言われた二つは医師が動いてくれる動機についてでありました。それは「待遇が良い事」「医療機器がそろっている事」「良い先生がいる事」「生活環境が良い事」の四項目が示され、これらの事を「現状認識として共有して欲しい」と言われました。

 その様な中で、笠井先生に来て頂いた事は大きな成果であると思います。私は、直接笠井先生の話を聞いてはいませんが、報道や執行部の話を聞く範囲では、本当にすばらしい先生であるとの事であります。笠井先生と一緒に市立病院再生に努力させていただきたいと思っています。

 そこで、田中事務局長が報告された「現状認識について」であります。私は全くその通りだと思いますが、この事は何処の自治体病院にも当てはまる事で、足り訳銚子市立病院再生に向けて特に重要な事であるという提起は「かなり甘い現状認識」であると思いました。

 報道機関は銚子市立病院休止の現状を「地域医療崩壊の『象徴』とも言われた病院」と位置づけているのは周知の通りです。千葉県も「銚子ショック・日本の置ける医療崩壊のシンボル」「地域医療崩壊の全国的なシンボル」と規定しています。その様な事を「市立病院を再生する」という観点から見直してみると、一般的に言われている自治体病院の現状と決定的に違うところがいくつか見えてくるのであります。

 その第1は、「休止」と言いながら再開に向けた準備いわゆる医師や医療スタッフを確保する段取りを全くしないで、一方的に自治体が医師と医療スタッフの首を切った事であります。あの夕張市も病院を一時閉めました。しかし再開する事を目的としたので、看護師をはじめ医療スタッフは「民間並みの条件になる」事を充分に説明して再雇用を約束しました。あの村上医師が来るまで約一週間の「休止期間」はあったものの病院は直ちに再開しました。銚子市立病院再開に向けた大きな問題は、自治体が「休止」と言いながら「再開」への準備や段取りを全くせず、貴重な医療資源である医師や看護師を含めた医療スタッフの首を切ったことであります。この事実は全国の医師や医療機関に伝わり銚子市自体が信用を失っている事であります。

 二つ目は佐藤院長が辞めていった中身です。9月議会で市長が引用したように当時の病院長に議員が乱暴な言葉を言ったのは事実です。問題は、当時の執行部が議員の暴言を批判するどころか擁護するような態度であった事が辞めるきっかけになったという事です。当時は13人も常勤医師が退職し外来患者が「転院の紹介状」を渡され病院自体の存続が問われていた時に、佐籐院長と事務局長そして病院スタッフによる必死の努力で「光見えた、市民の寄付で応援」「内科系の入院再開、医師確保にメド」「閉鎖を懸念されていたが、危機を脱した」等々医療タイムスを始め朝日新聞、読売新聞等が報道するまでになり、08年度は「24時間救急の受け入れ態勢の確保」をも目標に出来るまでになってきていました。この様な中で病院長に対する議員の暴言を批判するどころか病院側の努力を一切認めない執行部の態度が一貫としてありました。佐籐院長は患者さんの信頼は抜群でした。今でも多くの市民が佐籐院長を慕っている事が何よりの証拠です。佐籐院長は辞めたのではなく病院再建の努力を全面的に否定した執行部にやめさせられたと言う事が私の評価であります。これらの事実を多くの市民が知っているからこそ、リコールが成功するほど多くの市民が怒ったのであります。

 田中事務局長の「甘い現状認識」の三つ目です。野平市長は人の話に謙虚に耳を傾けるという事ですので言わせて頂きたますが、野平市長が市立病院休止の元をつくった人であるという事が、医療関係者の中でいわれている事であります。具体的には昨年11月「週間東洋経済」の掲載内容であります。いわゆる「2年前、当時の市長が財政難を理由に病院職員の給与を削減。この時病院長の給与もカットした事が、銚子市立病院に医師を派遣していた日本大学の逆りんに触れた。日大ではこれを機に医師を派遣するかどうかの判断を従来の医学部全体での対応から、内科、外科などの医局単位へと格下げした」と掲載された記事とほぼ同じような内容が医療関係者の中で言われているからであります。それ程難しく大変な問題であります。

 そこで質問を致します。


一つは、 市立病院再開に向けて、銚子市がおかれている現状は一般的な困難さを越えていると思います。田中事務局長の現状認識とあわせて市長の認識を伺います。

二つは、 野平市長は、市長選挙では「当選したいためのその場しのぎではない現実性ある提案」と述べて「地域医療振興協会」が「応援の約束」「条件で協議」と訴え、当選すればすぐにでも病院再開の話になると市民が思い当選したのは周知の通りです。そこで自らの政治責任を含め病院再開に向けた決意を改めて伺います。


 9月議会で私が取り上げ市長が引用した岩手県藤沢町立病院は、行政と病院の目指す方向が完全に一致しています。

 藤沢町は、超高齢化社会を地域全体で受け止め、自ら描く「価値ある長寿社会藤沢の実現」に向けた「健康と福祉の里づくり」を最重要課題として取り組んでいます。要は、高齢化社会に対応できる「街づくりのグランドデザイン」を藤沢町が描き、町民病院を司令塔に「健康を守る保健」「命を守る医療」「暮らしを守る福祉」を一体的に機能できる「福祉医療センター」による「地域包括ケアシステム」の構築をしています。

 最大のテーマである医師確保については、自治医大の「全人的、包括的医療そして保健や福祉との連携を基にした地域医療を実践する」という哲学が、藤沢町が目指す「地域包括ケアシステム」の構築と同じである事から、自治医大の全面的な協力を得ています。それだけでなく、病院長のブログを見て「地域医療の考え方」に共鳴した全国の医師から協力の申し出があり、現に当直応援として多数の応援医師が来ています。

 大事なのは、当該自治体の「街づくり」にとって市立病院はどの様な位置づけになるのかという事であります。この事について9月議会で市長は私の「何故銚子市に市立病院が必要なのか」との質問に対して「患者が市外の病院でお世話になっている、この状態を市民は不安に思っている」「旭中央が近い将来二次救急を断る事態もありうる」旨の答弁であったように聞きました。この様な事実は確かにあります。しかしこれだけでは「市民が困っているから助けて欲しい」と呼びかけているに過ぎません。この事も大事出すが、もっと積極的に銚子市の将来の「街づくり」にとって市立病院の存在を明確にした「街づくりのグランドデザイン」を示し、全国の医療関係者に呼びかける事が重要であると思います。

 そこで高齢化社会に対応する「街づくり」にとって市立病院の存在意義という観点から以下質問を致します。


一つ、 銚子市は男性の平均寿命が千葉県内56市町村中56番目、女性も55位という状況です。「この傾向は以前から見られています」と銚子市高齢者福祉計画では述べられています。そこでその原因と対策について伺います。

二つ、 市立病院がなくなった事により救急搬送はどの様になっているのか伺います。

三つ、 9月議会でも述べましたが、高齢化社会に対応した「街づくり」を明確にした「街づくりのグランドデザイン」を早急に作成して全国の医療関係者に示す事が必要であると思いますが市長の見解を伺います。

四つ、 来年4月暫定開業は可能なのか伺います。

五つ、 市はどの様な病院の姿を想定しているか伺います。


 次にイオン開店に伴う商業政策について質問を致します。市民の中にはイオン開店を心待ちにしている市民と、市内にある既存の商店がこれからどの様になってしまうのか心配に思っている市民が混在しています。私自身両方の声を聞いています。

 車があり体の動く人や若い人は大いに歓迎しています。車もなく近くの商店でしか買い物が出来ない人や身体の不自由な人は「近くにある商店がなくなるのでは」と心配する声も多くあるのも事実です。同時に市街地の空洞化がより激しくなることを心配する声も多く聞こえます。

 そこで質問を致します


一つ、 銚子市として、大型店進出に伴い各都市の状況を調査していますか伺います。

二つ、 車のない人や身体の不自由な人の不安の声を聞いていますか。またその対策はどのように考えていますか伺います。

三つ、 市街地の空洞化の対策についてどの様に考えていますか伺います。


 次に銚子市広報について質問を致します。市広報は毎月一回の配布という事もあって多くの市民が読んでいる事は周知の通りです。その広報に、毎回「市長のつぶやき」が掲載されています。本来は個人のブログかホームページで載せるべき内容であると思います。市広報は市長個人の私有物ではありません。「市長のつぶやき」を市広報に載せるのは良くないと思いますが市長の見解を伺います。

1、千葉県の態度
 県はどの様な立場で「銚子市ショック」と言ったのか。第三者的な言い方。
 5年間、我々の置かれた現状と会わない、全く他人事。
 25応援の使い道「生まれ変わる医療圏」の中で銚子の再開は言っている「五つの課題の何処に入るのか」全く不明。市長は確認しているか。
 市長は「二枚看板」と言っている。この様な現状を踏まえると「二枚看板」と言えるか。

2、現状認識
 私は甘いと言った。市長はどの様に思うか
 野平が休止の元をつくった。日大の逆りん―前市長Aラック病院からBランク病院へ格下げされた、それで医師が引き上げられた。その他もろもろ
 リコールに対する評価

3、笠井先生の考え方
 「やりがいを・・・・医師は定着する・・・」市長は同思う
 藤沢町の考え方提起 市長は同思う

4、高齢者福祉の現状

5、病院の将来像
 千葉県の提起・・・銚子市に聞いたと言っている
 機構の説明


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