銚子市市議会議員

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2010年03月一般質問

2010年03月議会一般質問
加瀬庫蔵


 まずH22年度予算編成について質問を致します。新年度予算編成について、3点の基本方針で編成した事が述べられています。一つは、「事務事業総点検を踏まえた予算編成」。二つは、「ゼロベースで見直す予算編成」。三つは、「歳入確保策の推進」であります。

 歳出では、H20年8月から職員給与カットの継続で約2億円。「事務事業総点検とゼロベースでの見直し」で1億2千万円を削減し、「歳入確保」では、「使用量・手数料の見直し」で約1億2千万円の増収、財政調整基金からの繰り入れで3億5800万円。更に、市立高校新築に伴う約35億4370万円もの莫大な借金により、予算編成をした事が述べられています。

 また、国のH21年度第2次補正予算で創設された「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」の約2億8千万円を3月補正で措置できた事も新年度予算編成が可能になったと述べています。

 新年度の予算編成では、「個人市民税が長引く景気低迷による所得の減少などから大きく落ち込む」と想定し、市税全体は前年度当初比3.1%(2億5808万円)の減額計上で、地方交付税も前年度当初比1.2%(6200万円)の減額計上であります。この様に銚子市の歳入が大幅に減る事が指摘されているのであります。

 しかし、一般会計の新年度予算は、262億6100万円対前年度当初比20.2%(44億1000万円)の増額予算としているのであります。

 何故この様な予算編成なのかは一目瞭然であります。市立高校新築に伴い、莫大な借金をするからであります。前年度当初比234.2%(39億4860万円)増の地方債によって新年度の予算は編成されました。要は、市税と地方交付税で減った分の収入を、使用量・手数料での市民負担の増加と莫大な地方債・借金で賄ったという事が分かるのであります。

 そこで質問を致します。


1つ、 既存の予算を、事業仕分け・ゼロベースで厳しく見直したとありますが。その結果何が分かりましたか伺います。

2つ、 銚子市は厳しい財政といっていますが、厳しい財政の原因は何か明らかになりましたか伺います。

3つ、 銚子市は「将来債務比率」が異常に高いという事から、H19年度に「将来債務比率改善計画」の提出を千葉県より求められました。現在「将来債務比率」は決算カードでは示されていませんが、新年度予算が執行された場合、H22年度決算見込みでは「将来債務比率」を算出した場合はどの位になりますか伺います。


 マリーナ後背地の約9038uの市有地売却について質問をいたします。この事についていくつか不思議な事が起こっているのであります。2月23日の地元紙で「学園側は『あの市有地を他の企業に売って欲しくない。場合によっては買いたい』と言っていた」と言う市長の話を掲載しています。さらに、「学園側には、(美術館・文化施設等として銚子市に還元すると言っていた)7億9000万円からの引き算の期待がある。市民・地域に開放する駐車場だという事で、差し引くという話をしている最中」であるという事と「市立病院の外壁工事等の修繕工事の1億5800万円の財源に、この土地売却収入を当てる」と2月22日の記者会見で明らかにしたという事が掲載されています。

 この様なことから、今議会では議案第25号としてこの土地の売却が提案され、しかも、その売却金額が市立病院の外壁工事等の修繕費用と完全に一致をした1億5800万円だというのであります。

 問題になっている土地は、1年更新の特別使用許可で、加計学園が駐車場として使用しているそうであります。今のままで何の問題もないはずであります。更に、銚子市には「あの土地を売ってほしい」という企業は全く無い事が、私の議案質疑で産業・建設部長答弁で明らかになりました。学園側が心配する事はなくなりました。

 この様に思っていたら、市長とイオンの社長との話が明らかにされました。駐車場予定地周辺の開発でコンペもやってみたいとの話でありました。

 そこで質問を致します。


1つ、 マリーナ後背地9038uを学園側が欲しい理由は何ですか。また、学園側が「売って欲しくない」と考えた根拠は市長の話を聞いたからですか伺います。

2つ、 一昨自治の市長答弁で、「駐車場になるとなれば、周辺の土地をコンペしてみたい」開発の方向性を示しました。私は始めて伺いました。この様な検討は市全体で行った事ですか伺います。

3つ、 市長が記者会見で述べた「市民・地域に開放する駐車場」なので「(美術館・文化施設等として銚子市に還元すると言っていた)7億9000万円から差し引くという話をしている最中」という事について、土地を与えてなおかつ還元する金額から差し引くという事が、市民の理解を得られると思いますか。市長の見解を伺います。

4つ、 一昨日の市長答弁で、学園との協定書で「必要と認める経費のついては援助するとある。本来は無償で与えなければならない。それを半分の負担としている。その分市は得をする」要旨この様に答弁しました。この事に付いてもっと詳しく説明をしていただきたい。


 次に市立病院再生への取り組みについて質問を致します。市長は「ある程度の診療規模や二次救急機能を準備した上で再生を望んでいたが」、笠井先生の「先ずはスタートさせる事を優先し、小さく生んで大きく育てると言う方針」を受け入れて、今議会では様々な議案が提案されている事は周知の通りです。

 同時に、市長は「早期の開業を目指していく」運営主体を「公設民営」により「5月1日の診療再開に向け、鋭意取り組んでいる」と市政方針で明らかにしました。

 スタート時を「公設民営」とするために、様々なやり方を取らざるを得なくなりました。引き受けてくれる既存の医療法人を探さないで、新たな医療法人として「医療法人財団銚子市立病院再生機構」の立ち上げを、県の指導でする事になったと一昨日来の市長答弁で明らかとなりました。この新たな医療法人は、当初から指定管理者と想定するけれども、医療の実績がないので1ヶ月間保健福祉センター内で「診療所」を開設し、この実績を持って千葉県の許可を取り、5月1日から本格的な診療を市立病院の建物を使用して再開しようとしています。法律の許すギリギリの範囲かもしれませんが、綱渡り的な方法をとる事になりました。

 この事に付いても、一昨日来の市長答弁で、「銚子市の公共施設にかかる指定管理者の指定の手続き等に関する条例」との関連で、執行部からの見解が示されました。

 それだけではありません。「公設民営」がゆえに、新たな医療法人への出資金3200万円が必要とされ、指定管理者委託料として2億13万5千円が必要という事で予算計上される事になりました。

 これが、「公設公営」でスタートを切るようにすれば、新たな医療法人を立ち上げる事もないし、その為の出資金や指定管理者委託料の必要はなくなり、全額医療スタッフの確保に使える事になります。今まで雨漏りがするなど聞いた事もないので、突然外壁工事が必要と言われてもその真意の程は分かりませんが、その資金も出来るし市有地を売却する事もなくなります。

 そこで質問を致します。


1つ、 笠井先生の、早期開業を目指し「小さく産んで大きく育てる」という事にしても、何故スタート時に「公設公営」でなく「公設民営」としたのか伺います。また、今議会で市長は、市立病院に40年で300億円が「公設公営」のためにかかった。これが「公営」の弊害であると要旨この様に述べました。そこで、40年間市立病院の基準財政需要額の合計はどの位でありましたか。その中での経済効果はどの位ありましたか伺います。

2つ、 「公設公営」ならば、新たな医療法人への出資金や指定管理者委託料は必要なくなり、全額医療スタッフの確保へ使える事になります。また、「公設公営」なら、応じてくれるであろう医療スタッフも、銚子市が責任を持って医療スタッフの雇用や病院の再建に全力を投入しているという信頼感はかなり大きいのではないかと思います。その様な意味からも、「公設公営」でスタート時は行くべきだと思いますが市長の見解を伺います。

3つ、 昨日の市長答弁で、市立病院が「公設公営」なら医師の先生方は受けない旨の話がありました。本当は先生方は何と言っていますか伺います。

4つ、 先ほど述べたように、市条例と新医療法人立ち上げとの関係について、執行部の見解が示されました。その後市長より、指定管理者を決める議会まで整理する旨の答弁がありました。改めて執行部の見解を求めます。


 今議会で、新たな医療法人の立ち上げが決定したとしても、銚子市が市立病院の再生に責任を持つことには変わりありません。民間の診療所が45箇所、2つの総合病院、2つの病院がある銚子市で、何故市立病院が必要なのか。その市立病院の役割は何なのか。銚子市はどの様な市立病院を造ろうとしているのか等々明らかにされていません。市立病院立ち上げを議論するこの3月議会で、市長の「施政方針」に全く触れられていないのであります。

 報道によりますと、「医療法人財団銚子市立病院再生機構」は「5年間で10診療科、常勤医師30名、200床の『完成形』をめざす。5年後に黒字化をはかり、病院の新築も・・・」と考えているようであります。

 また、千葉県が作成した「香取・海匝医療権地域医療再生計画」では、旭中央病院が「拠点病院」として銚子市立病院や匝瑳市民病院を含めた5つの近隣病院を「地域連携病院」と位置づけています。その中で、銚子市立病院は、「基幹外来の強化」「人間ドック」「2次検診の機能強化」とし、これは、2時救急機能を担う病院再開を目指した第一段階の支援と位置づけられています。銚子市立病院に対して、千葉県がこの様に明確にした理由は「銚子市の意見を聞いてこの様にした」としているのであります。

 これらの事が「施政方針」では「先ずは、外来診療から再開したい」「千葉県が策定した地域医療再生計画における地域連携病院として、なるべく早い時期に市立病院が二次救急機能を担う事が出来るよう、最大限の努力をしていきます」と言っているだけであります。

 銚子市が、責任を持って全国の医療関係者にどの様なメッセージを発信するかが大事であると思います。それは、銚子市民にとっても是非知っておかなければならない事でもあると思います。

 今議会で示された市の方針からいうと、新たな医療法人がこれからの医師確保や病院経営に責任を持つ事になります。そうだとすれば、現在ある「市立病院再生準備機構」は、その役割を終わる事となります。

 そこで質問を致します。


1つ、 銚子市は、何故これだけの努力をして市立病院を再生するのか、医師の心を揺さぶる街づくりの方向を示す事が必要と思いますが、市長の見解を伺います。

2つ、 新たな医療法人である「医療法人財団銚子市立病院再生機構」は、「5年間で10診療科、常勤医師30名、200床の『完成形』を目指す。5年後に黒字化をはかり」としていますが、この様にいえる中身について議員も市民を情報の共有が出来ていません。全く情報が分からず全て判断しろと言うのが現状だからあります。市長の見解を伺います。

3つ、 千葉県は、銚子市の意見を聞いて「香取・海匝医療権地域医療再生計画」を作成したとしています。この事と、銚子市立病院の将来構想はどの様な関係になりますか伺います。

4つ、 今議会で示された市の方針からいうと、「市立病院再生準備機構」の役割は終わったのではないかと思います。市長の見解を伺います。


 銚子市の再生への取り組みについて「市政方針」との関係から質問を致します。市長は、銚子市の憂慮すべ小事態ついて、人口減少と都市の活力を指摘しています。その上で、「誘致大学定着」「イオン進出」「市立病院再生」の「三要素」を踏まえて、市の将来構想について議論をスタートさせたいと述べています。

 その上で、近隣の定住自立圏域との連携や公共施設の再編計画など、今後の市の経営戦略について検討を進めるとも言っています。

 更に、「イオン進出」に伴い、地域経済発展の起爆剤になる事を期待しながら、「中心市街地などへの影響も懸念される」としています。

 そこで質問を致します。


1つ、 人口減少と都市の活力について、三要素を踏まえて議論をスターさせるとは、どの様な事ですか伺います。

2つ、 今後の市の経営戦略についてどの様な内容で議論を進めるつもりですか伺います。

3つ、 イオン開店に伴い「中心市街地などへの影響も懸念される」とありますが、どの様な影響を懸念しているのか。また、その対策はどの様に考えているのか伺います。


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