銚子市市議会議員

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2011年12月一般質問

2011年12月議会一般質問
加瀬庫蔵

 はじめに、来年度・平成24年度予算編成方針について伺ってまいります。

 平成23年度・今年度の予算編成方針は、基本方針で、「市立病院の診療体制の充実」及び「老朽化した公共施設の再編整備や健康・福祉施策の充実」をあげ、具体的な予算編成では、「財政再点検を踏まえた予算編成」と題して、「財政戦略会議での議論を基に、…事業の選択と集中を進める予算編成」を第1の掲げた予算編成方針になっていました。

 来年度・平成24年度予算編成方針は、基本方針ではほとんど変わらないものの、具体的な編成方針では、「市立病院の診療体制の充実」と題して、「『銚子市立病院再生事業計画』に基づく診療体制の実現と経営基盤の安定が達成できるように取り組む」を第1に掲げた予算編成方針になっています。要は、市立病院へ予算を振り向ける事を最重点とした編成方針になっているという事です。

 そこで伺います。


1つ、 来年度予算の具体的な編成方針の第1に掲げた、「『銚子市立病院再生事業計画』に基づく診療体制の実現と経営基盤の安定」とはどの様なことなのか改めて伺います。

2つ、 「銚子市立病院再生事業計画」に基づく診療体制の実現と経営基盤の安定とは、来年度の病院収支を「銚子市立病院再生事業計画」どおり見ているという事ですか伺います。


 次に、市立病院再生に向けた医師確保の現状について伺ってまいります。

 「銚子市立病院再生事業計画」に示されている年度ごとの医師数は、2010年度末7+α、2011年度期首は7+α、期末は15+α、2012年度・来年度は期末で20人+αの医師を確保するとしています。この事は、今年度末・来年3月末には常勤医師が少なくても15名存在していることとなり、来年度末・H25年3月末には少なくても20名の常勤医師が存在している事になります。

 そのために、医師確保のためと称して指定管理料から、「宣伝広告事業」として、平成22年度は約2549万円、今年度・平成23年度は5月〜10月までの半年間で7429万円を支出していることが報告されています。

 さらに、「銚子市立病院再生事業計画」での「銚子市立病院事業計画」では、その「運営方針」で「公的病院としての使命」を明記しています。そして、その「使命」とは「民間医療機関による提供が困難な医療、救急・小児・周産期・災害・精神などの不採算・特殊部門の医療の提供を将来的に取り入れていく」ことであると説明しています。

 この運営方針を実現していくためには、「銚子市立病院再生事業計画」通りの医師確保が前提であります。今の市立病院は、常勤医師が非常に少なく非常勤医師が多いのが現状です。

 そこで伺います。


1つ、 医師確保について「銚子市立病院再生事業計画」通り進んでいないと思いますが、その原因について伺います。

2つ、 医師確保と称して約1億円もの大金をつぎ込んでいる「宣伝広告事業」の効果はどのように出ていますか伺います。

3つ、 常勤医師が少なく、非常勤医師が多い現状の中で、「銚子市立病院事業計画」の「運営方針」通り進んでいく見通しについて伺います。


 次に、9月議会で問題となった「準備機構」の議事録に関して伺ってまいります。

 9月議会では、「準備機構」の詳細な議事録の存在を同僚議員が紹介しました。改めて9月議会の議事録を読むと不思議な事や異常なことに驚きました。まず、「準備機構」は9回会議が開かれたそうですが、すべての会議に市長が出席し、市長が会議をリードしていることが明らかにされました。

 また、1050万円の着手金について個人に分配したことが言われ、その分配についても、笠井医師を紹介していない人が紹介したようにして着手金の上澄みをしてもらっている人がいること。また、そのような内訳票もあるとのことでした。

 ここで述べられたことの内容について、市長は否定しなかったことから、この議事録は本物であると確信しました。

 その後、私のところへ「第7回銚子市立病院再生準備機構総会議事録」(2010年3月26日)「第8回銚子市立病院再生準備機構総会議事録」(2010年4月30日)「銚子市立病院再生準備機構打ち合わせ議事録」(報告2010年5月28日)の3種類の議事録が匿名で送られてまいりました。

 これを読んでびっくりしました。この間「準備機構」について、市長が報告されている事と全く反対の事が議事録として載っているからであります。従って、市立病院再生室へ届けておきました。

 一つは、野平市長も田中副理事長も「5か年計画」をつくったのは笠井先生であることを再三にわたって説明してきました。特に野平市長は「笠井私案」であるとも言ってきましたし、昨日も「笠井医師が無理に作ったもの」と答弁しています。田中副理事長も、11月8日病院の会議室で7人の議員に対して「あの5か年計画は笠井先生が作った。その通り行っていない、数値目標で縛られるのはよくないと判断している」旨の説明をしてきました。ところが、私に手元にある議事録では、当時の田中事務局長が「再生計画」と「事業計画」は「3月11日、銚子市への提出」で、これを「市から求められたのは3月9日と急だったので、一昼夜を費やして作成した」と「再生計画」と「事業計画」作成の背景が報告されています。

 二つは、「準備機構」との委任契約そのものに直結する内容であります。委任契約の内容は、「病院再開」と「再開後の病院運営の管理」であります。「再開後の病院運営の管理」という契約があるにもかかわらず、「準備機構」は途中で解散してしまいました。その提起をしたのが何と野平市長なのであります。議事録では「準備機構の人的サポートなくして診療再開と医師招へいは困難だろう。かといって、5年間継続するのはいかがなものか、最短で7月、最長であと一年で『準備機構』の処遇を検討したい」と2010年3月25日「準備機構総会」で野平市長が述べています。

 三つは、野平市長は、成功報酬について、「準備機構側から要求があった」ことを支払いの理由として説明してきました。ところが、「現時点を成功と呼んでよいかどうか、支払い基準を明確に示さないと、お手盛りと批判を受けかねない」との発言や「成功報酬も辞退する」との発言の中、一人野平市長が「成功報酬を受け取るか否か、何割かを受け取らずに機構の財産とするのか、などは機構で決議してもらえばよい。いずれにしても、地方公共団体が、自ら委任した民間団体の成果に対して成功報酬を支払う、という事例を残すことが肝要」と述べ、会議を取り仕切っていることが示されています。

 そこで質問をします。


1つ、 市は、「準備機構」の議事録について「提出の必要を感じていません」との態度ですが、全部ではなく、この議事録を見る限りでは、いま述べたように、この間の説明とは大きくかけ離れた内容が示されています。これでも必要を感じないのか伺います。

2つ、 「準備機構」の成功報酬について、「準備機構」側からの要求ではなく、「地方公共団体が、自ら委任した民間団体の成果に対して成功報酬を支払う事例を残すこと」が成功報酬支払の目的と市長は述べています。この意味について伺います。

3つ、 委任契約の内容は、「病院再開」と「再開後の病院運営の管理」でした。しかし、「準備機構」は途中で解散してしまいました。その提起をしたのが野平市長であったと議事録では示されています。これは、明らかに市長が契約違反を提起しているという事にはなりませんか。伺います。


 次に、「再生機構」の議事録公開について伺います。

 先の議員全員協議会で、田中副理事長より轟元院長に対する「契約延長しない」理由について伺いました。本来理事会の内容は公表しないはずの副理事長が、こと轟元院長の事になると事細かく聞きづらいことを長々と聞かされました。全部本当かどうか分かりませんが、すべて疑問に思う事ばかりでした。

 一つの例として、スーパー医局について「それはダミー会社で、マネーロンダリングするつもりだろう」と轟元院長が述べたと説明がありました。この事について、議員協議会で宮内議員が述べています。轟医師が言ったのは、要旨「経費の無駄、再生機構の本部を東京に設置することも不要」という事で、この意見を聞いていた別の人が「この法人はマネーロンダリングみたいに感ずる」と言った事が事実ではないか。という事でした。議事録がないので事実はわかりません。しかし内容は180度違います。

 そこで質問をします。


1つ、 改めて「再生機構」の議事録の公開を求めますが見解を伺います。

2つ、 私は、現段階で医師の報酬の公開を求めたことはありません。しかし、11月8日病院の会議室で7人の議員に田中副理事長から轟医師の報酬の額が話されました。異常な出来事でした。改めて、田中副理事長と東京本部職員の報酬と給与の公開を求めます。見解を伺います。

2つ、 東京本部の通帳の黒塗りの部分についての公表はどのようになっていますか伺います。


 銚子市の震災対策について質問をいたします。

 東日本大震災を受けて、政府の地震調査研究推進本部は、三陸沖から房総沖で起きる恐れがある地震の発生確率を公表しました。それによると、三陸沖北部から房総沖の日本海溝寄りで、今後30年以内にM9クラスの地震が30%の確率で起きると予測した結果が公表されました。これは「取り急ぎの評価」と言われていますが、大変な発表であります。

 銚子市の防災対策は、銚子市のハザードマップで2メートルの浸水が起こると予測している場所に公共施設を建てるほどの状況ですので、震災に対する対策はより以上深刻に考えなければいけないはずであります。

 そこで伺います。


1つ、 三陸沖から房総沖にかけて、30年の内30%の確率でM9.0の地震が予想されました。銚子市はどのように受け止めますか、そして、その対策をどのように考えていますか、合わせて伺います。


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