銚子市市議会議員

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2012年06月一般質問

2012年06月議会一般質問
加瀬庫蔵


 市立病院についてであります。

 市長は今議会のあいさつで、「6月6日から毎週水曜と木曜日の2日間、夜間を含む二次救急を再開した」と述べ、さらに「やむなく市外に搬送していた患者さんの救急に一部対応できるようになる」とも付け加えました。

 銚子市では「救急車が出動してから帰ってくるまでの時間」が、市立病院休止前2006年は60分以内が1374件で58%だったのに、休止後の2010年は904件で37%に減り、90分以上かかる件数は2倍以上に、120分以上かかった件数は3倍以上に増えています。さらに3台ある救急車が市内に1台もいなくなる時間帯が存在するようになったという事から、銚子市における救急の現状は極めて厳しい状況であります。そのような中での市長挨拶ですので額面通りなら、市立病院の二次救急再開は週2日であっても大いに歓迎できるものであります。

 ところが、6月11日付けで「救急受け入れに対する当院の考え方と取り組みについて」を白濱院長より議会へいただきました。内容は市長挨拶とほぼ同じでありますが、いくつかの問題点があります。それは「4月28日、銚子市医師会島田一成先生のご講義を拝聴し、銚子市救急体制の窮状を改めて認識し、検討した結果、夜間の救急受け入れ開始を決定した」事が述べられている事であります。市民が市立病院再生を願うには、救急に対する現状不安からであります。そのための再開であるはずなのに、島田先生の講義を聞いて改めて「窮状を認識した」という事は、あまりにも認識不足であります。市長や再生室は「再生機構」と何を話し合ってきたのか、大いに疑問を持つのは私一人ではないはずであります。

 さらに、宮内議員への答弁で市立病院が行う二次救急の内容が明らかにされました。それは「手術をしない、打撲やねんざ。湿疹等々」であることが言われました。これらは「二次救急の定義がないから、この内容も含まれる」(要旨)との事でありました。これをやることが二次救急と言いますか。二次救急というのは「入院や手術を要する症例に対する医療」であることは、誰もが考える事であります。6月11日付の白濱院長からの文書にも「二次救急」という言葉は一言も触れていないのであります。何故、市長と再生室だけが「二次救急を開始した」と言っているのか疑問であります。

 そこで質問をいたします。


1つ、 市立病院休止前と休止後の救急体制の現状について、市長や再生室は 「再生機構」とどのような話し合いをしてきたのか伺います。

2つ、 「二次救急再開」と市長は豪語していますが、市立病院側は「夜間救急を開始」とのみ述べています。これでなぜ「二次救急開始」なのか伺います。

3つ、 市外への救急搬送は重症患者が多いように思います。現実に市外へ搬 送している患者さんを受け入れるようになりますか伺います。

4つ、 救急対応する医師の確保はどのようになっていますか伺います。

  さらに市長は、「9月をめどに手術室の再開の準備を進め、胃がん、大腸がんなどの消化器系患者や白内障、緑内障などの眼科系患者等の手術も可能となる」と述べました。この事は確かに朗報でありますし、出来たらよいと本当に思います。

救急対応する医師の確保はどのようになっていますか伺います。

 そこで質問をいたします。


1つ、 救急と同様に、医師の確保の見通しはどのようになっていますか伺います。

2つ、 術後の患者さんへのケアはどのような体制を組んでいきますか伺います。

 周知のように前回3月議会では、「市立病院再生機構副理事長田中肇氏の報酬等の是正を求める請願」「銚子市立病院に対する第3者評価制の導入に関する陳情」が全会一致で採択され、更に、今年度当初予算に組まれた指定管理料2億5,000万円に対して、是正7項目を前提に5,000万円の減額修正が、これまた全会一致で採択されました。

 市立病院の再生は誰もが望んでいる事であります。しかしこれらの議決の意味は重く、現在の「再生機構」の不透明な病院運営は誰もが問題であると認識していることであります。とくに「第3者評価制」を求めた陳情と指定管理料の修正を求めた是正7項目は、指定管理料の使途の不透明さや協定書の遵守、経費の節減、業務内容の点検評価、そして宣伝広告費や医師招へいのやり方と手数料の是正、東京事務所等の見直し、労使関係の健全化や会計処理等々「再生機構」の根幹にかかわる業務内容すべてについてその不透明さを指摘し是正を求めて全会一致採択されたものであります。医師でない田中肇氏の報酬の是正を求めた請願では、誰が見ても常識を大きく超えた報酬と給与の二重支給、そしてその額が指摘されている事から、「再生機構」の事実上の責任者の資質が問われる内容でもあります。まさに、「再生機構」の業務のすべてと、業務に携わる人の資質が問題とされているのであります。

 これらは、市長が「病院再生をお願いしている側は見守るだけ」との態度をとり続ける中で、「再生機構」内部の不透明さが助長され、「病院再生にともに協力したい」という市民や議会の思いが届かなくなっている事であります。意図的に市長がこのようにしているのか真意がよくわかりません。

 また、田中副理事長の議員協議会への出席について、市長から議会へ報告がありました。それによると、「病院の実務に精通している要職者が適任と判断」したとして田中氏は出席しないとしています。我々は、実務者の話も伺いたい。しかし、それ以上に田中氏が事実上の責任者であることから、病院を管理・運営している「再生機構」の在り方について伺いた事があると言っているのであります。

 そこで質問をいたします。


1つ、 「再生機構」への第3者評価制の導入と田中氏の「報酬の是正」、更に  指定管理料減額修正の是正7項目についてどのようになっていますか伺います。

2つ、 議員全員協議会への田中氏の出席について、市長や再生室は「再生機  構」側の判断を了承したのか伺います。

 防災対策について伺います。

 千葉県は4月25日、今後起きうる大地震で想定される最大津波高と浸水予測を発表しました。その目的は「『津波警報を聞いた場合、どこまで非難したらよいのか』『どの程度の震災で自宅周辺が液状化しやすくなるのか』など、具体的な避難行動や液化対策につながる住民目線の津波浸水予想図や液化しやすさマップを作成する」ためであります。

 千葉県は銚子市への影響についてもシュミレーションし、保全施設がある場合とない場合では状況が違うとしていますが、沿岸10メートルの津波を想定した場合、例えば利根川河口付近では「最大津波高」7.1メートル、「最大津波浸水深」14.6メートル、「最大浸水距離」760メートルとなっていて、銚子市については「防災施設がある場合」と「ない場合」は全く同じであります。

 銚子市は、昨年3.11の震災以降銚子市自ら作成した「防災マップ」にも載っている2メートルの浸水が予想される場所に、給食センターの建設を始めている事は周知のとおりであります。

 そこで質問をいたします。


1つ、 千葉県のシュミレーションについて、銚子市はどのように受け止めて いますか伺います。

2つ、 誰もが奇異に感じる2メートルの浸水が予測される場所に公共施設・ 給食センターを建設することは再検討すべきと思いますが、見解を伺います。

 次に、銚子市が発表した「平成23年東北地方太平洋沖地震・銚子市被害記録集」についてであります。この記録集は、様々な観点から記述がされ、特に「市民の避難行動」については住民の意見等を入れて状況が述べられています。

 しかし、この中には避難所内部の状況が触れられてはいません。大きな災害に対しては人命が最も大事であります。そのような意味で言えば、市民が避難した先の「避難所」の状況はもっと詳しく調べる必要があると思います。

 私は、数か所の避難所に行きました。3月でしたので最も感じたのは暖房でした。暖房のある避難所とない避難所では、特に高齢者や体の弱い人は大変でした。電気が来ない事が大きいのですが、避難所の状況について正確な記録を残すことは大事であると思います。

 そこで伺います。


1つ、 「記録集」には避難所の状況を調査した記述がありませんが、避難所の分析はどのようになっていますか伺います。

2つ、 寒い時の避難所で大事なのは暖房です。発電機の配備とか検討するこ とが必要と思いますが見解を伺います。

 市長の行政手法について伺います。

 今議会から突然理事が議会に参加するようになっています。聞くところによると、理事は様々なところで市長の代理として挨拶をしている様であります。常勤の理事とするのであればキチンと議会の承認を得た副市長とすべきではないかと思います。

 また、理事の任命と合わせて「産業政策調整」と「西部地区振興」担当参与の任命が4月に行われています。理事と2名の参与はもともと非常勤で「銚子市企画調整担当参与」として主に「自治基本条例」制定の準備のため、また2名の元議員は、議員任期満了前の退職から市財政への貢献で経費削減が目的であったとの市長説明ではなかったかと思います。

 そこで質問をいたします。


1つ、 理事は「常勤一般職」として「市が抱える懸案課題を迅速に対応するため」に任命したとしています。そうであるならば、何故副市長にしないのかよくわかりません。何故副市長にしないのか何か特別な事情があるのか伺います。

2つ、 理事と「産業政策調整」「西部地区振興」担当参与は主に「自治基本条例」を手掛けていたはずであります。「自治基本条例」の仕事はどこまで行っているのか伺います。

3つ、 産業政策調整担当参与は「銚子マリーナや銚子電鉄の支援・振興のため外部との調整」を職務として、西部地区振興担当参与は「旧西高跡地やかもめ大橋周辺整備、八木バイパスの整備等、意見集約・調整」が仕事としていますが、それぞれ具体的に何をやっているのか伺います。

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