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2013年06月議会報告




2013年06月議会報告


トピックス
平成25年度6億円の赤字決算、平成33年度までの累積赤字は45億円の収支見通し=財政危機の原因を明確に銚子市の立て直しを=
赤字決算になるとは一切触れなかった野平前市長
市長選挙では「銚子市の財政指標は安全圏です」とアピール、退任あいさつでは「お金が足りない推計はとっくの昔に出ている」と野平前市長
警戒ラインを突破している数々の財政指標原因は、財政的な実力以上の借金
無計画で嘘とごまかしによる高額な大規模事業とは!出来た以上有効活用が前提です

財政悪化の推移を数字で検証・一般会計決算カードより=野平市長誕生前(H13年度)と後(H22・23年度)の比較=
財政悪化の結果、異常な市民負担の増大

国保料の比較
神栖市との比較
医療・生命の費用まで目が行く無計画で高額なハコモノ行政=市立病院休止の基をつくり、都市間格差で人口流出が=


参議院比例区に「鴨ももよ」への支持を訴えます


平成25年度6億円の赤字決算、平成33年度までの累積赤字は45億円の収支見通し
=財政危機の原因を明確に銚子市の立て直しを=

 越川新市長になって、初めて銚子市財政の姿が明確になりました。5月17日、越川市長は初登庁の記者会見で「銚子市が財政危機に状態にある」事を宣言しました。平成25年度は、何もしなければとの条件付きですが「6億円の赤字決算に転落し、平成33年度までの累積赤字は45億円に達するという財政見通しもある」という事でした。
 これからの課題は、財政危機の原因を明らかにし、市民と一緒に銚子市を立て直して行くことです。

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赤字決算になるとは一切触れなかった野平前市長
 5月16日まで銚子市長であった野平さんは、このような財政見通しは一切述べませんでした。今年1月の「ちょうし広報」による「新年のごあいさつ」では、市政80周年の取り組みや公共施設整備は述べていますが、財政に対する記述はありませんでした。
 2月の「ちょうし広報」も3月議会の「あいさつ」でも厳しい財政状況の認識に基づく提起はありませんでした。
 ただ3月議会に提出された「予算編成方針」では「市税や交付税の減収、財調・減債基金が底を突き、一般財源の確保が非常に困難」との提起だけはありました。しかし、このままいけば赤字決算になるという事には一切触れていません。市長選挙に影響するとの判断からだと思いますが、不正確な情報は正しい判断ができなくなります。

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市長選挙では「銚子市の財政指標は安全圏です」とアピール、退任あいさつでは「お金が足りない推計はとっくの昔に出ている」と野平前市長
 市長選挙を意識した野平前市長は、4月の「ちょうし広報」で「野党が財政の低空飛行を批判しましたが、銚子市の財政指標は安全圏です」さらに「銚子市は、日本有数の模範都市に変身し、1億円の地方交付税の増加配分を受けました」とも付け加え、財政の健全化をアピールしました。
 確かに、財政指標の「将来負担比率」や「実質公債費比率」は危険ラインより低くなっています。だからと言って「財政指標は安全圏です」「日本有数の模範都市です」と胸を張る状況でない事は他の財政指標が示しています。
 5月16日、野平前市長は退任あいさつで「銚子市の最大の悪条件は人口減、それに伴う収入減、地方交付税減、お金が足りない、今年もそうなんです、今年1年間でお金が足りないという推計はとっくの昔に出ています」と述べました。野平前市長は、このような認識を持っていたのに正確な情報を伝えようとしませんでした。

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警戒ラインを突破している数々の財政指標
原因は、財政的な実力以上の借金

 銚子市の財政状況は、野平さんが市長になってから急激に悪化していきます。平成17年度は、財政的な実力以上に借金している事を千葉県から指摘され「将来債務比率適正化計画」の提出を求められました。原因は、財政的な実力以上に無計画で嘘とごまかしの説明によって高額なハコモノを作り続けたことにより「債務」借金が拡大したことです。現在、公債費負担比率が平成20年度より警戒ラインを越え、経常収支比率も平成19年度以降90%以上となり全く改善されていません。

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無計画で嘘とごまかしによる高額な大規模事業とは!
出来た以上有効活用が前提です


平成15年 大学誘致 77億5000万円
千葉県から45億円持ってくるとウソの説明
平成15年 保健センター 25億3140万円
空いてる部屋が多く計画的でない
平成19年 街づくり事業 13億8100万円
公園整備より先にやることがあった
平成20年 市立高校新築 59億9132万円
西高跡地の利用計画をつくらず新築、無計画




義務制の教育環境整備が優先のはず
平成24年 給食センター 53億3645万円
洪水2メートルの場所に建設、無原則

229億9017万円


 これらの施設は、出来上がった以上有効に活用しなければなりません。しかし、財政悪化の原因はキチンと見ていく事が必要です。この他に、大規模事業は「双葉小学校」がありますが、義務制の教育環境整備は必要なので、上記に加えていません。
 平成23年度の一般会計予算は250億円です。この銚子市が10年間で約230億円の大規模事業を行ったらどうなるか、火を見るより明らかです。銚子市をどのような街にしていくのか、計画をきちんとしなければなりません。

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財政悪化の推移を数字で検証・一般会計決算カードより
=野平市長誕生前(H13年度)と後(H22・23年度)の比較=



H13年度 H22年度 H23年度
経常収支比率 79.9% 90.40% 94.40%
公債費負担比率 10% 17.50% 17.20%
地方債現在高 176億6300万円 328億8684万円 319億9129万円
債務負担行為 12億3337万円 87億1471万円 78億9850万円

 *経常収支比率とは、都市にあっては75%程度が望ましく、80%を超えると財政構造上弾力性を失うとされています。平成23年度の銚子市の財政が1000万円だとすると、944万円はすでに支出が決まっていて、自由に使えるお金は56万円しかないことになります。
 *公債費負担比率とは、一般財源の中で地方債(公債=借金)の占める割合を示し、その率が高いほど財政運営上硬直性が高まるといわれ、15%が警戒ライン、20%が危険ラインとされています。H14年野平市長誕生から比率の高まりは激しく危険ラインに近づいています。
 *地方債現在高とは、一般会計における地方債(借金)の総額です。ちなみに、全ての会計による借金総額は541億7517万円(H24年度地方債現在高見込み)です。野平市長誕生前から比べると、借金総額は倍近くなっているのが分かります。
 *債務負担行為とは、数年にわたり財政支出が必要な場合、年度ごとに議会に諮る必要がないようにあらかじめ年度ごとの支出を決めておくもの。数年にわたり支出が必要なモノとは大規模事業で、これまた野平市長になってから異常に金額が増えています。

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財政悪化の結果、異常な市民負担の増大
 H13年度からH23年度の10年間で、教育予算と土木予算はそれぞれ20億円、農水予算は10億円も削減されました。市民要望にはほとんど応えられない状況になっています。
 そして、この10年間に国民健康保険料や介護保険料が2回値上げされました。1回目のH16年度は、国保料と介護保険料で18%の値上げが行われ、一世帯当たり3万997円の値上げがされました。
 2回目のH24年度は、国保料6.53%・1万2293円の値上げ、介護保険料1万3950円の値上げが行われ、近隣市との格差が拡大し、人口流出の原因ともなっています。

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国保料の比較
[モデルケース(4人家族、給与収入320万円、固定資産税10万円)で近隣市との比較]

国保料 法定外繰り入れ(一般会計より)
銚子市 40万3,799円 9,000万円(H10年度よりゼロでH24年度計上)
旭 市 32万9,000円 5億5,000万円(H22年度決算より)
匝瑳市 38万3,000円 3億2,000万円(H22年度決算より)
神栖市 35万2,200円 6億2,600万円(H22年度決算より)

*法定外繰り入れは、国の補助や交付税措置はない。
*銚子市は、H10年度以降法定外繰り入れはしてこなかった。H24年度は9,000万円計上したが、近隣市と比べても圧倒的に少ない。

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神栖市との比較

銚子市
神栖市
小学校給食費(月) 4,150円
2,200円
中学校給食費(月) 4,870円
2,400円
子供の医療費助成 小学校3年生まで
中学校卒業まで
保 育 料
銚子市より2割安い、2人目半額、3人目は



無条件で無料
福 祉 パ ス
60最上はバス無料
妊婦・出産祝い
子1人ごとに2万円

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医療・生命の費用まで目が行く無計画で高額なハコモノ行政
=市立病院休止の基をつくり、都市間格差で人口流出が=

 野平市長になってから、国保料以外でも市民生活を圧迫する公共料金の値上げが相次ぎました。H15年度には「長寿祝い金の減額」や「あまりにも非道だ」と言われた「重度しょうがい者の年2万円の年金の廃止提案。H16年度は、国保料・介護保険料18%の値上げ、市内高等学校の授業料や市立幼稚園の保育料値上げ、市指定のゴミ袋の大幅値上げ等々で、市民負担増は年間8億6,000万円にもなりました。
 H18年には、一般会計から病院会計への繰り出し金のカットや病院事業管理者(病院長)の報酬引き下げを専決処分で強行し、市立病院休止の基をつくった事は誰もが知る事実です。この様に、無計画で高額なハコモノ行政が医療・生命の費用にまで目が行くようになったのがこの間の現状です。
 H14年度からH23年度までの転出入件数を見ると驚きます。転出世帯は1万4,092世帯で転入世帯は1万320世帯、3,772世帯が転出しています。その内子供のいる世帯は、転出1487世帯、転入1237世帯で250世帯も転出している事が明らかになり、10年間で1万人もの人口流出の原因にもなっています。

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参議院比例区に「鴨ももよ」への支持を訴えます

加瀬くらぞう


 激烈を極めた銚子市長選挙から3か月が過ぎました。前野平市政は、アベノミクスの先取りとも言える市政運営から、無計画で高額なハコモノを乱立し莫大な借金と市民負担の増大を引き起こしました。その結果、平成25年度決算は6億円にも昇る赤字決算が見込まれ、全国的にも注目される異常な事態になっています。
 自民党安倍政権は、財政出動・金融緩和・成長戦略という「三本の矢」を持って、銚子で起こった事を国家レベルで実行しようとしています。結果は、膨大な国の借金と国民生活の切り捨てです。さらに、原発再稼働・海外輸出にかじを切り、憲法改悪を具体的な日程に上げようとしています。
 参議院選挙は、7月4日公示・7月21日投票となりました。社民党は、選挙区で5名、比例区で4名を立候補させ戦いを展開しています。
 千葉県は、選挙区での擁立をしないで比例区で鴨ももよの必勝を期すことになりました。鴨ももよは、2008年に作られた「年越し派遣村」に参加し、さらに、非正規労働者でも加入できる「全国ユニオン」の初代会長を歴任するなど、働く者の立場に立った活動をしています。鴨ももよへのご支援をお願いいたします。

鴨ももよプロフィール
 1948年静岡県清水市に生まれる。
 1972年千葉県淑徳大学社会福祉学部を卒業、保育士として千葉市職員となる。
 2002年11月に結成された全国ユニオンの初代会長。
 2005年10月連合の会長選挙に出馬し善戦、全国ユニオンが注目される。
 2008年「年越し派遣村」に参加

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