銚子市市議会議員

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広島県府中市民病院の地方独立行政法人化について

加瀬くらぞう

 平成25年1月17日広島県府中市を訪問し、府中市民病院を視察した。

1、当然だが銚子市とは違い「府中市地域医療再生計画」を持っている
 府中市には、「府中市民病院」とそこから約30キロ離れた府中市上下町に「府中北市民病院」がある。この二つの病院を運営しているのが「地方独立行政法人府中病院機構」である。

 現在は、府中市内にある「府中市民病院」を建て替え、「今後の高齢社会に対応し、『支える医療』で地域医療の拠点病院をつくる」としている。府中市は、37の診療所と4つの病院があり、その上に二つに市民病院が存在している。今後、地域の診療所や介護施設等と一体となって、本格的な在宅医療や予防医療を実施することを目指している。柱は、広島、岡山大学が市の再生計画を理解している事だ。それを以下のように説明された。

 第1に、平成22年9月「府中市の地域医療を守り育てる基本条例」が出来た。その後、「行政部会」「医療部会」「住民部会」の3つの部会を立ち上げ、とくに「医療部会」では医師・医療従事者のグループによる専門的は会合を重ねた。平成23年2月に、「府中市医療再生計画」(骨子)を作り上げ、平成23年3月この計画の公表を行った。

 第2に、一番大事は医師招へいについて、府中市の「条例」と「再生計画」が岡山大学と広島大学に理解されて、医師の派遣が行われているとの事だった。


2、地域医療で大事なことは行政がきちんと方針を持つこと
 銚子市における市立病院再生は、野平市長が「あえて市としての再生方針は持たない」ことを明言し、「再生機構」にすべて丸投げしたことから始まる。従って、医師免許のある医師ならば誰でもよく「どのような医師が来るかによって病院の性格が決まる」というで医師を集めた。当然銚子の医療現状を無視した医師招へいで、病院経営が行われた。結果的に、再生機構内部では何が行われているか全くわからず、3人の院長が2年もたたない内に退職し、異常な病院経営が続いてきた。当然、大学医学部が理解できる状況ではない。

 府中市の例を見ても分かるように、市立病院なのに行政が病院再生の方針を持たず、すべて「再生機構」(民間)に丸投げしているところは、日本中どこにもない。

 これから、大学の医学部との連携をつくっていく事が大事な課題となる銚子市で、市の再生方針がない中での市立病院再生は大学の理解をつくるうえでは大変な苦労が伴うことになる。


3、これからの銚子市立病院は
 今までの市立病院は、医療経験のない田中前再生機構副理事長による恣意的な運営が行われてきた。今は、再生機構の理事が全員医療関係者となり、大きく改善してきた。

 4月には銚子市長選挙が行われる。新たな市長の下で、再生機構の皆さんとこれからの病院の在り方を含めて大きく前進するようにしたいものだ。その様な思いを強くした視察であった。

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