銚子市市議会議員

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2013年09月議会報告




2013年09月議会報告


トピックス
9月議会の焦点と課題
半年で二つの財政見通しが存在・異常な出来事
=財政悪化を隠そうとする意図が見える前市長の収支見通し=
財政悪化の原因を歳出から見ると!
=原因は借金の増大=
8年前から現在の財政状況は予想されていた
=県への約束を無視した野平市長の責任は重大=
財政悪化の原因と越川市長の政治姿勢
=活性化を図るための審議会設置=
銚子市社会福祉事業団について
野平市長時代突然、銚子市の関与が出来なくなった銚子市社会福祉事業団
定款変更の理由は「県の指導」、しかしその文書は市長の怠慢を指摘している
残っているのは、市長の怠慢を指摘している文書
定款変更の議案が当日配布
「銚子市」と「長崎園」「海鹿島」という地名もなくなった
=これも「口頭で県の指導」と説明=
今後銚子市の対応が問われる
=銚子市が直接指導監督する事に法改正=
市立病院について
「外部評価」と「ありかた検討委員会」の設置、市立病院は快く受け入れ
機再生構との契約はあと一年半

9月議会の焦点と課題

 平成25年9月議会の焦点は、@野平元市長が市民を犠牲にして作った膨大は赤字(平成33年度の累積赤字は45億円)の原因と対策、A銚子市立病院再生機構との契約期間が1年半となっている事への対応、B野平市長時代、市民や議会に説明なしで変えられた、銚子市社会福祉事業団へ銚子市の関与が出来なくなった事(定款変更)への対応等についてです。以下その内容を報告します。


・半年で二つの財政見通しが存在・異常な出来事
=財政悪化を隠そうとする意図が見える前市長の収支見通し=

 越川市長になって分かった事ですが、銚子市には半年で二つの財政収支見通しがありました。一つは、野平市長時代平成24年12月25日に作成された銚子市財政収支見通しで、二つは、越川氏が市長に当選した後に作成した平成25年5月15日付けの銚子市財政収支見通しです。

 二つの財政見通しで共通するのは、各々「市立病院への繰り出し金」が入っている事ですが、野平市長時代に作成された財政収支見通しでは市立病院への繰り出し金をかなり低く見積もっていて、その代り、「市役所及び消防庁舎の整備費」や「銚子中学校と3中の統合整備費」が盛り込まれています。

 それから半年後に越川市長が明らかにした財政収支見通しは、市立病院への繰り出し金を正確に計算し、その他大規模事業の整備費用は一切含まれていない中での財政収支見通しです。


平成25年度
平成29年度
平成33年度
野平市長時代の収支見通し
+1億5695万円
−8億3225万円
−16億2962万円
越川市長時代の収支見通し
−6億2610万円
−32億9344万円
−45億3882万円

 野平市長時代の財政収支見通しは、「市役所及び消防庁舎の整備費」や「中学校の統合整備費」という大規模事業への支出が含まれているのに、赤字幅が少ない見通しとなっています。明らかに財政悪化を隠そうという意図が見えます。

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財政悪化の原因を歳出から見ると!
=原因は借金の増大=


 前野平市長就任前の平成13年度と平成24年度の義務的経費の対比を見ると状況がよく分かります。義務的経費とは、職員や議員の「人件費」、高齢化に伴う福祉費用の「扶助費」市の政策である事業の借金「公債費」の3つです。

 この間、「人件費」は19億3829万円削減しています。これは職員や議員の人数及び給与の減額分です。高齢化に伴う「扶助費」はほぼ「人件費」と同額の19億9000万円増えています。同時に、市に政策から出てくる事業の借金「公債費」は12億7892万円増大しています。結果的に13億3070万円義務的経費が増大しました。

 銚子市における高齢化の進行はかなり前から指摘されていました。平成13年度の高齢化率は22%でしたが、平成25年2月段階では30.1%となっていて、人口推計や高齢化の推移から「扶助費」の増大はわかっていた事で、当然の支出という事になります。

 問題は、銚子市の政策で拡大した借金「公債費」の増です。これは、「地方債(借金)現在高」を見ると一目瞭然です。「平成13年度地方債現在高」は176億6306万円でしたが、平成24年度は319億8132万円と跳ね上がり143億1826万円も増大しています。これらはすべて野平市長が作った借金です。

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8年前から現在の財政状況は予想されていた
=県への約束を無視した野平市長の責任は重大=


 千葉県は、平成17年度銚子市決算から、現在のような銚子市の財政状況を察知して「銚子市将来債務比率適正化計画」の提出を求めました。この意味は、銚子市の財政規模からすると起債(借金)残高が多すぎる、また、年度を超えた大規模事業の係る費用が多すぎるという指摘です。

 県の指摘に対して野平前市長は、今後大規模事業を縮小し借金の額を少なくすると県に約束し、計画書を提出しました。それなのに新たな大規模事業をやり続けてきました。その結果が今日の財政状況です。8年も前から今日の財政状況は予想されていました。野平前市長の責任は重大です。

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財政悪化の原因と越川市長の政治姿勢
=活性化を図るための審議会設置=


 今まで述べてきたように財政悪化の原因は明らかです。無計画で嘘とごまかしの説明で野平市長時代に計画し実行された大規模事業の連発です。その支出と起債償還(借金返済)のため、福祉予算を削ったり市民負担を増大しても追いつかず、実質的な単年度赤字を補ってきた財政調整基金(市の貯金)や各種基金が底をつくという状況になってきたことが今日の状況です。

 越川市長は、銚子市の財政を正確に見て「このまま手を打たなければ、本年度は6億円の赤字決算に転落し、その後も累積赤字が蓄積し、平成29年度には財政再生基準を上回る33億円の累積赤字になる」事を明らかにしました。改善策として、「単に予算、事業を仕切るだけでなく、生み出された予算の組み立てを変え、銚子に活性化を図る」(越川市長)ために、外部機関による事業仕分けを実施しながら、有識者や市民代表による「銚子市行財政改革審議会」を設置していくとしています。

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・銚子市社会福祉事業団について
・野平市長時代突然、銚子市の関与が出来なくなった銚子市社会福祉事業団

事前の説明なく変えられた定款
ネライは「野平前市長の影響力を残すため」との見方が有力


 高齢者福祉課の報告によると、平成23年3月3日の理事会で旧定款の廃止と新しい定款の議決がされ、平成23年4月1日施行されたとの事でした。

 昭和57年4月1日から引き継いだ旧定款は「理事長は、銚子市長が指名する理事を持って充てる」「理事の内2名は銚子市長が指名、その他は評議委員会が選任」「予算・決算は市長の承認を受ける」というものでした。

 それが、新しい定款では「理事長は理事の互選とする」として市長の指名はなくなり、さらに「理事は評議委員会で選任」となり市長の指名による理事もなくなりました。また「予算・決算は市長の承認」もなくなった事により、銚子市の関与は一切できなくなってしまいました。

 この事について、議会や市民には一切説明がありませんでした。ネライは、市長が変わっても野平前市長の影響力を残すためとの見方が有力です。

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定款変更の理由は「県の指導」、しかしその文書は市長の怠慢を指摘している
残っているのは、市長の怠慢を指摘している文書


 「県の指導」として唯一残っているのは「平成21年度社会福祉法人等への監査指導の結果について」という文書です。

 この「検査指導の結果」の通知は、「評議委員の空席が1年以上にわたっていること」、また、「理事長の空席が3か月の長期にわたっている事は問題である」という指摘から、理事長を「定款に基づき早急に指名すること」との指摘事項が主な内容でした。

 この時、「理事長の空席は市長の指名となっている事が原因と考えられるので、理事長を互選とする定款変更も検討されたい」との文書は確かに存在します。この文書は、理事長を指名しない市長の怠慢を指摘したものであり、定款を変えて市の関与を無くしても良いとは言っていません。

 それを、議会と市民に何の説明もなく定款を変えて銚子市の関与を無くしてしまうという事は極めて問題です。

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定款変更の議案が当日配布

 理事会に提出される議案は、当然事前配布が原則でした。ところが、定款改定という重要な議案であるのもかかわらず、「今日は議案が多いという事で、本来は事前配布ですが当日配布になって申し訳ありません」(理事長)という事で、議案説明があり議決されました。

 この時も、文書のない「県からの指導」とよく分からない理由で定款変更の説明が行われ、旧定款の廃止と銚子市による関与がなくなってしまいました。

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「銚子市」と「長崎園」「海鹿島」という地名もなくなった
=これも「口頭で県の指導」と説明=


 従来の定款では、第1条「目的」で「次の社会福祉事業を行う」として、(1)第1種社会福祉事業(イ)銚子市養護老人ホーム長崎園の管理運営、(ロ)銚子市特別養護老人ホーム外川園の管理運営、(2)第2種釈社会福祉事業(イ)銚子市海鹿島保育所の管理運営・・・等となっていました。

 それを新定款では、それぞれ[養護老人ホームの管理運営]「特別養護老人ホームの経営」「保育所の管理運営」と変えられ、全てから「銚子市」がなくなり「長崎園」「海鹿島」という地名も無くしてしまいました。

 この様にした理由は、「口頭で県の指導」があったと、これもまた文書のない県の指導が理由としています。

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今後銚子市の対応が問われる
=銚子市が直接指導監督する事に法改正=


 今議会で越川市長は、「理事長が市長の指名になっている事が市の不当な関与に当たるのか疑問が残る」「県の指摘がどの程度のものであったのか、市の判断が妥当であったか再度検証したい」「議会説明がなかったことは遺憾」「疑問・提案は事業団に伝え、判断は事業団に委ねたい」と答弁しました。

 また、平成25年4月1日から「社会福祉法人の認可・指導監督」について社会福祉法が改正されました。それは「社会福祉法第30条により、社会福祉法人についてはその事業区域(基本的には施設・事業所の所在地)によって国、都道府県、政令市、中核市のいずれかが所轄庁となっていましたが、今回の第2次一括法により、単一市内に施設・事業所がある社会福祉法人については当該市が所轄庁となります」と改正されました。

 従って、今後は銚子市が社会福祉事業団を監督指導することになります。これから銚子市の態度が問われることになります。

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・市立病院について
・「外部評価」と「ありかた検討委員会」の設置、市立病院は快く受け入れ

市監査報告・不適切な処理と多くの点を指摘

 平成24年度「財政援助団体等監査報告書」が出されました。具体的には市立病院に対する監査報告です。

 この監査報告では、不適切な処理として多くに点が指摘されています。一つは、一部職員に対して、規定されている月額給料表によらず、給与規定にない年額給料で支給されている事。二つ、住宅手当の支給範囲等支給基準の明確化を図る必要がある事。3つ、指定管理料の事業拡大分についても、コンサルティング契約において、契約上規定されていない旅費を負担。等々これらの項目以外でも不適切な支出が数多くあるとされています。

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機再生構との契約はあと一年半

 再生機構との契約期間は平成26年度末までで、あと1年半となりました。これから市立病院を存続させ、より発展させるため、本格的な検討を開始する時期に来ています。

 検討してく為には、これまでの病院経営を客観的に評価して頂く「外部評価」をまずやって、その上で「ありかた検討委員会」のようなものをつくり、外部評価を基に今後の病院経営を検討してもらう。それを踏まえて、市の方針を決定していくというやり方を越川市長が明らかにしました。

 この事について、9月4日には白濱理事長はじめ法人の皆さんに説明して快く受け入れてくれたことが今議会で明らかになりました。

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