銚子市市議会議員

加瀬 庫蔵(かせ くらぞう)の公式サイト

Kurazo Kase Official Web Site

2019年(R2)12月議会一般質問

2019年(R2)12月議会一般質問
加瀬くらぞう


 初めに、令和2年度当初予算編成方針について伺ってまいります。

 このことについて、各課等の長に「本市の財政状況について」次のように通知しています。

 歳入で増額が見込めるものとして、「令和2年度は、地方消費税の引き上げに伴い地方消費税交付金や広域ごみ処理施設の整備に係る震災復興特別交付税」が挙げられています。 

 そこで質問をいたします。


1つ、 地方消費税交付金ですが、平成30年度の当初予算では12 億7700万円でしたが決算額は12憶3600万円でした。そこで、令和元年度の当初予算12億9500万円を、決算額でどのように見込でいますか伺います。

2つ、 令和2年度は増額を見込んでいますがどれくらいの額にな りますか、また令和元年度と比べてどれくらい増加する見込みですか伺います。

 次に、広域ごみ処理施設の震災復興特別交付税について伺います。 


1つ、 広域ごみ処理施設の震災復興特別交付税ですが、以前の説明では、広域ごみ処理施設建設費の総額は288億円、そのうち国の補助は震災復興特別交付税129億円を含めて234億円、残りの54億円を3市で負担しあうと聞いていますがその通りですか。

2つ、 銚子市における令和元年の震災特別交付税は当初予算で12億7900万円です。今年度はこの金額通り入ってくる予定ですか伺います。

3つ、 増額が見込めるとした令和2年度はどれくらいになる予定ですか伺います。

4つ、 地方消費税交付金や震災復興特別交付税のほかに、増額が見込める項目はありますか伺います。

 次に、「予算編成の基本的な考え方」として、「厳しい財政状況の中で収支不足を解消するためには、全庁挙げて歳入増加、財源確保に取り組むと共に、ムダ(ロス)の削減に努め」るとして、さらに、「限られた予算の中にあっても、オリンピック・パラリンピック関連事業、子供・子育て支援事業、企業誘致や地元企業の再投資を誘引する事業など、将来への投資(種まき)を進める」としています。

 そこで質問をいたします。


1つ、 各施設の未利用スペースや遊休地などを活用し、収入を得られるような方策の検討を各課等の長に通知しています。具体的な検討内容があれば伺います。

2つ、 歳入の増加で、ふるさと納税について記述がありません。ふるさと納税についてどのように考えていますか伺います。

3つ、 「限られた予算の中にあっても、将来の投資(種まき)を進め」るとしています。この中で具体的な検討はありますか伺います。

 次に、厚生労働省が示した公立・公的病院の再編・統合について質問します。

 報道によりますと、令和元年9月26日、厚生労働省は全国の公立・公的病院の約3割に当たる424の病院に対して再編・統合が必要と公表し、来年9月までに結論を出すよう求めるとしています。

 このことに対して、全国の各自治体や医療関係者から猛烈な批判が上がったことから、厚生労働省は全国数か所で「意見交換会」を開催する事態となったことが報道で明らかになっています。

 さらに、全国知事会、全国市長会、全国町村会は3会長連名のコメントで、「地域の個別事情を踏まえず、全国一律の基準による分析のみで病院名を公表したことは、国民の命の砦である自治体病院が機械的に再編・統合されることにつながりかねず、極めて遺憾」と抗議の声を上げていることも報道で明らかになっています。

 そこで質問をいたします。


1つ、 この事により、市立病院内部における影響はありますか伺います。

2つ、 この事に対する市長の考え方を伺います。

 次に、市立病院について質問をいたします。

 私は、銚子市立病院を考えるとき3つの出来事を検討することが重要だと思っています。

 第1の出来事は、平成20年全国的に「銚子ショック」と報道された「休止」に至る市や議会の姿勢についてです。

「休止」への具体的な動きは、平成16年度当初予算で一般会計から病院事業会計へ繰入金5000万円削減提案から始まります。それは、平成16年9月議会で、病院事業管理者(病院長)に対する「期末手当役職加算引き下げ(市長等特別職を含む)」提案へと続きます。

 そこで質問をいたします。


1つ、 「老朽化対策」は、銚子市にとって大変重く避けて通れない課題です。そこで銚子市は、平成28年2月「銚子市公共施設総合管理計画」を公表しました。「総合管理計画」の対象施設はどのくらいありますか。

2つ、 これら対象施設の「老朽化対策」についてどのように検討されていますか伺います。

 第4に、「通常投資分」について伺います。平成27年度は9億3400万円、平成28・29年度と約1億円ほど減額し、平成32年度は3億9300万円まで削減する見通しとなっています。

  「通常投資分」と言えば、市民生活に直結する予算でもあり、更に地元業者の育成という地場産業にも直接影響のある予算でもあります。  

 これらの出来事は当然病院内でも、市民の中でも病院の存続が大きな問題となり、議会は市長・助役・収入役を除く病院事業管理者(病院長)の「期末手当の役職加算引き下げ」は否決しました。

 そして、平成18年度当初予算で病院事業会計への繰り出し金1億7600万円の削減と合わせて、病院事業管理者(病院長)等特別職の給与削減を提案しました。

 病院事業管理者(病院長)の給与削減を審査する市民福祉常任委員会では「継続審査」となり、議会終了後再審議することになりました。3月31日開催した「継続審査」を審議する委員会の当日、その日の委員会の決定を聞かず当時の市長は「専決処分」を強行しました。

 当時の市立病院は日大の教育関連病院でA類U群に位置付けられており、病院長の派遣を含めて常勤医師は35名いました。これらの出来事を通じて、B類U群に変更され病院長の引き上げと合わせ常勤医師の引き上げが行われました。そして、心無い議員による悪質な病院バッシングと合わせ、平成20年市立病院の「休止」という事態になりました。

 これらから言える事ですが、強行的な病院への繰り出し金カットや、病院長の給与削減まで行った結果、銚子市は市立病院は必要ないという姿勢を日大や市の医療スタッフに認識させたという事だと思います。要は、当該自治体の姿勢が公立病院には大きな影響を及ぼすという事です。

 第2の出来事は、病院再開後の「市立病院再生機構」の病院運営です。「再生機構」時代の病院運営については以下に述べる「議会決議」「請願」「陳情」のタイトルと、これらが全て「全会一致」であったという状況を見るだけでズサンな病院経営が十分理解できると思います。

 以下は議会で議決した内容です。


1つ、 平成23年6月1日「銚子市立病院の健全運営を求める陳情」に対し、審査した委員会では可否同数で「審議未了」となり、その後「陳情者の意向を組んだ何らかの決議が行えないか」という当時の議長提起から、平成23年6月議会で「市民要望に応えられる銚子市立病院の運営を求める決議」が全会一致で議決された。

2つ、 平成24年3月議会「平成24年度病院事業会計予算に対する修正案・是正7項目」(全会一致)

3つ、 平成24年3月議会「田中副理事長の報酬の是正を求める請願」(全会一致)

4つ、 平成24年3月議会「市立病院に対する第3者評価制度の導入を求める陳情」(全会一致)

5つ、 平成24年9月議会「病院関連予算の透明化・健全化を求める決議」「(全会一致)

6つ、 平成24年9月議会「『広報ちょうし』の健全化を求める決議について」(全会一致)

7つ、 平成24年9月議会「市長答弁に抗議する決議について」(全会一致)

 以上が、「再生機構」時代に出された「議会決議」「請願」「陳情」です。この表題だけ見ても状況はよくわかります。

 第3の出来事は、現在の「銚子市医療公社」の設立です。これは現在の状況なので具体的に述べることはないと思います。

 第1、第2の出来事を検討すると、市立病院「休止」の背景には、病院への繰り出し金や病院長の給与カットを含めた市立病院に対する市長の姿勢ですが大きく作用していることです。

 「再生機構」でも、東京事務所にいた医師招へいの担当者は、「医師免許のある人なら誰でもよい」「どのような医師が来るかによって病院の性格が決まる」(要旨)と述べていました。当然にも医師確保はリクルート会社へ丸投げで、宣伝広告費だけで2年間で1億円の支出も明らかになりました。さらに、マークタワー銚子銀座のマンション購入の念書が明らかとなり100条委員会が開かれたことは周知のとおりです。

 これらから言える事は、市立病院に対する市長や議会の姿勢と、市立病院における役割・めざす方向が明確でないがために、様々な不祥事やズサンな経営を許して来てしまったという事です。

 そのような状況を改善するために、「再生機構」時代の状況を「銚子市立病院の方向性を検討する委員会」で検討をし、その答申を基に「銚子市医療公社」を設立しました。その中で、市立病院の役割・めざすものを明確にし、現在大幅な収支改善と診療体制の充実を図ってきているのが現状です。

 そこで質問をいたします。


1つ、 今年度の収支で8000万円の追加貸付が補正予算で提起されています。この内容と今年度以降の対策について伺います。

2つ、 現在市立病院を利用している入院・外来患者さんの市内、市外の内訳について伺います。

3つ、 銚子市内の利用者のうち、東部、中央、西部と分けた場合の利用状況はどのようになっていますか伺います。

4つ、 現在の市財政を踏まえた場合、病院収支の状況から病院存続の議論があることは承知しています。病院としても、交付税の範囲内で収支を行うよう努力されていることも承知しています。そのような中で、改めて、銚子市における市立病院が目指すもの、市立病院の役割について市長の見解を伺います。

 次に、銚子市の活性化に直結するJRの運行について質問します。
平成27年3月のダイヤ改正で、成田線特急「あやめ号」の廃止と、総武本線特急「しおさい号」の減便が検討さてたことから、特急「あやめ号」については平成26年12月24日、銚子市、香取市、成田市、神崎町、東庄町、鹿嶋市、潮来市と共に「運行取りやめの撤回」を、また、特急「しおさい号」については、平成26年12月26日旭市や匝瑳市と共に「特急の減便を行わないよう」JR東日本千葉支社あてに「緊急要望」を行いました。

 その理由は、「特急の減便は銚子市を含めた近隣市の経済に様々なマイナスの影響が危惧されること」「政府が進める人口の東京一極集中是正に逆行し、公共交通の使命に反すること」等々です。

 そして現在、銚子市に影響がある「成田線」の普通電車のダイヤを見ると、千葉からの直通は朝と夜だけで、昼間のほとんどは成田・銚子間となっていて、千葉・銚子間の直通はなくなっています。

 また、県内を見ると、内房線の特急「さざなみ号」が東京・館山間の直通運転が無くなり、すべての特急が東京・君津間の運転となっています。さらに、外房線特急「わかしお号」は平成26年のダイヤ改正で2往復が削減され、平成27年のダイヤ改正では1往復が削減されています。

 そこで危惧されるのは、これ以上特急の減便があったり、普通電車で千葉からの直通が無くなる事への心配です。銚子市や近隣自治体は、定期的にJR千葉支社と話し合いを持っているようですので、話し合いのたびに以下の内容について要望し続けていただきたいと思います。

 一つ、内房線特急「さざなみ号」は東京・館山間が無くなり、東京・君津間のみとなりました。特急「しおさい号」は東京・銚子間の直通が無くならないように、また、これ以上の減便も行わないように要望していただきたいことです。

 二つ、成田線は、普通電車の千葉・銚子間の直通が極端に減ってしまいました。今後、総武本線の普通電車は千葉・銚子間の直通は無くならないよう要望していただきたいという事です。

 以上2点について市長の見解を伺います。
ページTOPへ