銚子市市議会議員

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2015年06月一般質問

2015年06月一般質問
加瀬くらぞう


 市財政について質問をいたします。

 今議会の市長挨拶で、平成26年度の決算状況について報告がありました。内容は「一般会計の決算は、赤字になることが確実であったため、水道事業から4億2千万円を借り入れる事で対応し、どうにか表面上赤字決算の転落は避けられました」という事で、実態は「水道事業会計からの借り入れにより繕った決算で、加えて、介護保険事業特別会計に対する平成25年度分と平成26年度分の繰り出し金の一部1億5千万円も、先送りした状態で、平成27年度は昨年にも増して非常に厳しい状況が続いています」という事でした。

 そこで質問をいたします。


1つ、 市長挨拶で報告されたように、平成26年度一般会計の決算は、水道事業からの借り入れで赤字決算を回避しました。これで厳しい財政状況が解決されたわけではない事は市長挨拶の通りです。そこで、市財政の赤字状態はどれくらい続くと考えていますか、その見通しについて伺います。

2つ、 市長挨拶では、「赤字決算とならないような短期的な取り組みと、長期的視点に立った持続的な財政構造への転換のための取り組みを並行して進める」と述べています。その中身を示して頂きたいと思います。

 次に、関東財務局の「銚子市財務状況把握の結果概要・診断表」について質問をいたします。

 まず、この「結果概要・診断表」は、平成27年3月26日関東財務局千葉財務事務所長より銚子市長へ通知されたもので、これは、平成25年7月19日銚子市が千葉県総務部市町村課へ提出した「銚子市経常収支比率改善計画・将来負担比率適正化計画」や、決算統計調査票などを基に分析・診断されたものです。

 では何故、銚子市が「経常収支改善計画・将来負担比率適正化計画」を作成して、平成25年7月19日に県の市町村課へ提出することになったのかという事です。

 市財政課の報告によりますと、「平成25年6月5日に千葉県総務部市町村課において、『平成25年度当初予算見込み額調』についてのヒアリングが行われた際、行財政診断に近い県の指導をしたいとの連絡があり、県の指導についての参考資料として、県市町村課から作成を依頼された」との事でした。

 いただいた「結果概要・診断表」を見てみますと、総合評価いわゆる結論の所ですが、「債務償還能力」と「資金繰り状況」に留意すべきとあります。要は、借金返済能力と資金繰りが大変で資金不足になっている事が市財政を悪化させていると述べています。

 何故このようになっているのか、財務上の問題点を「債務高水準」と「積み立て低水準」だからと指摘しています。要は、市の借金が多く財政調整基金を含めた市の貯金が少ない事を指摘しています。

 その要因として、「債務高水準」は「普通建設事業債」と「臨時財政対策債」の構成割合が高い事、「積み立て低水準」は「建設投資目的による積立金の取り崩し」にあるとしています。その中で、「債務高水準」借金が高額になっている要因では「普通建設事業債の構成割合が高い」事をあげ、その理由として大学助成事業、市立高校整備事業、給食センター整備事業の実施をあげています。また、「積み立て低水準」の要因では「建設投資目的による積立金取り崩し」をあげ、その理由として大学助成事業、保健福祉センター事業、市立高校整備事業、双葉小整備事業、給食センター整備事業の実施が示されました。

 これらは、明らかに銚子市の財政能力を超えて、しかも無計画的に実施されてきた事の指摘です。

 そこで質問をいたします。


1つ、 関東財務局の「結果概要・診断表」の参考資料の一つとなった「経常収支比率改善計画・将来負担比率適正化計画」について、千葉県は何故銚子市に「行財政診断に近い指導の実施」のために計画の策定を求めたのか伺います。

2つ、 このような千葉県の要請は銚子市だけなのか、銚子市だけならその理由を、また、他市町村でも要請されているとしたら、その自治体名を示して頂きたいと思います。

3つ、 改めて、「結果概要・診断表」の詳しい内容とその原因について示して頂きたいと思います。

 次に、銚子市立病院再生機構の預金通帳が黒く塗られた部分を含めて公表された事について質問をいたします。

 私は、再生機構が医師確保の拠点として東京銀座に事務所を構えたり、通常では考えられない宣伝広告費の支出など指定管理料の尋常でない使い方について再三指摘してまいりました。

 いったん休止した病院の再開に対して、ある程度の財政支出は必要と考え5年間で20億円の支出を銚子市と再生機構は協定書によって確認したことは周知の通りです。しかし、実際の支出は5年間で33億5千万円にも上り、しかも、説明のつかない支出が多くあることが明らかになりました。

 その中の一つが医師確保の拠点として5年間で10億円を使うとしていた東京事務所の存在理由です。実際の医師確保は東京事務所ではなく、医師派遣会社が行っていた事が明確になり平成25年2月東京事務所は閉鎖になりました。また、2年間で約1億円も使っていた宣伝広告費も今は一回36万円ほどになっています。

 そして、説明がつかないというより、意図的に説明を拒否した支出に預金通帳の黒塗り部分がありました。預金通帳が黒く塗りつぶされている部分について、当時の市病院再生室は内容を全く把握していないとの説明でした。知らないとした理由は「医師や職員の人件費に関するものであり個人情報保護の観点から黒く塗りつぶしている」と再生機構から聞いているとの事でした。

 このやり取りは平成23年8月ですので、あれから約4年たって黒く塗りつぶされている部分が明らかになりました。黒く塗りつぶされていた部分は「給与」と「経費精算」という項目で、この「経費精算」という項目の主な支出は「旅費交通費」「交際費」「通信費」等という事でした。問題なのは、これらを何故個人情報として黒く塗りつぶす必要があったのかという事です。意図的に隠さなければならない事があるかのようです。

 そこで質問をいたします。


1つ、 預金通帳が黒く塗りつぶされている主な所は「給与」と「経費精算」でした。「経費精算」で支出されている「旅費交通費」「交際費」「通信費」等が何故個人情報なのか改めて伺います。

2つ、 黒く塗りつぶされていた部分が「経費精算」となっている事について当時の病院再生室は知っていましたか。知らないとすれば、何故知ることが出来なかったのか伺います。

 再生機構の預金通帳は当時3冊でした。3冊の通帳の中で田中肇氏の「経費精算」について伺ってまいります。

 田中肇氏の「経費精算」は平成22年10月12日から平成24年9月10日まで20回に及びその額は279万686円になります。内訳は「旅費交通費」や「交際費」「通信費」等が主な項目としてあります。

 「旅費交通費」「交際費」「通信費」等で、一応支出明細のある金額は「旅費交通費」95万4,429円、「交際費」11万5,030円、「通信費」等で72万189円、計178万9,648円となります。すると、どうしても解らない完全な不明金が100万1,038円ある事になります。

 更に疑問なのは、支出明細があるとされ支払われている金額の中にも不明金があるという事です。

 それは「旅費交通費」です。「旅費交通費」の中で一応内わけが明確になっている金額は、先ほど述べた95万4,429円です。その内、完全に明細が明らかになっている金額は90万6,422円で、4万8,007円が全くの不明金としてあるからです。

 従って、完全な不明金100万1,038円と、明細があるとされている中での不明金4万8,007円の合計は104万9,045円にもなります。

 この事を隠すために、預金通帳を黒塗りにしたのか定かではありませんが、これが事実です。

 また「経費精算」の中に「本部通勤手当」として2回で合計37万8,887円支払われている項目があります。同時に、「交通費」という項目もあり月に10回程度支出され12ヶ月で合計4万5,300円支払われています。この「交通費」は「都バス使用料」という事で通勤費と思われます。これが通勤費だとすると「本部通勤手当」との整合性に疑問が出てきます。

 そこで質問をいたします。


1つ、 田中肇氏の2年間の「経費精算」額279万686円の中で、明細のない支出が100万1,038円、明細があっても不明な金額が4万8,007円あり、その合計は104万9,045円となりますが、不明金の額についてこの通りですか、改めて確認をいたします。

2つ、 「経費精算」の中に「本部通勤手当」37万8,887円ともう一つ通勤費と思われる「都バス使用料」12か月の計4万5,300円という支出はどのように理解すればよいのか伺います。

3つ、 「経費精算」の中で、「通信費」等で72万189円あると述べました。この内純然たる「通信費」は2年間で68万6,136円となっています。これは、田中肇氏が使った「通信費」と理解してよいですか、またその内容について伺います。

4つ、 内訳の分かっている「経費精算」の中で、2回の戻入金があります。要は、多くもらって戻しているという事のようです。1回目は26万5,000円、2回目は92万1,892円です。この中で、旅費日当清算による戻入金という項目があります。そこで伺いますが、田中肇氏の日当は一日5,000円になるそうですがこれは事実ですか。

 次に、市立病院医師宿舎念書問題について質問をいたします。

 今議会の冒頭市長は「前市長時代の平成22年4月から6月にかけて、再生機構が賃貸借契約を結んだ医師用マンションについて、5年後に総額1億2,690万円で買い取ることを誓約した3通の念書が、平成22年の契約に合わせて差し入れられていた事が、今年1月に発覚しました」と挨拶しました。

 この、「平成22年の契約に合わせて」という事が問題だと思いますが、とにかく銚子市は、「だれがどのような経過でどのような目的でこのような念書を差し入れたのか。徹底した真相究明とともに、行為者の損害賠償を求めていかなければなりません」との事ですので、議会としても、徹底的な真相究明が必要になっているとの思いを強くしているのは、私一人ではないと思います。

 そこで質問をいたします。


1つ、 何故このような問題が起きてしまったのか、当時の市再生室は全く知らなかったとの事ですが、何故知ることが出来なかったのか、改めて伺います。

2つ、 このような問題が起きたことについて、再生機構はどのような認識を持っていますか、改めて伺います。

 マークタワー銚子銀座の賃貸借契約は、平成22年4月30日3室、5月28日1室、6月8日3室となっています。その中で、6室を買い取る念書の日付けは平成22年4月30日、6月1日、6月8日となっています。

 まさに、賃貸借契約と同時に買い取りの念書が取り交わされていて、マンションの貸主の話から「賃貸借契約の条件として5年後に買い取る念書を結んだ」ことや、相手は田中肇氏であることも明らかになっています。

 田中肇氏は、買い取りの念書を前提に賃貸借契約を結んでいる事を、当時の市再生室に知らせないまま、5月19日賃貸借契約の事実だけを伝え、5月25日当時の野平市長名で貸主に「賃貸借について・お願い」の文書が出されます。

 そこで質問をいたします。


1つ、 貸主の話から「賃貸借契約の条件として、買い取りの念書を結んだ」という事ですが、これらの事は事実ですか改めて伺います。

2つ、 当時の再生室の認識では、医師宿舎確保の協議は、再生機構と再生室では全くなく、大事なことは前市長と再生機構幹部との間で進められていたとの事ですが、これで間違いありませんか伺います。

3つ、 買い取り念書に関して、当時の笠井理事長や当時の職員であった多田氏、横部氏、河野氏、から聞き取り調査をしていますか。している事を前提にその内容について伺います。

 次に、新中学校再編方針について質問をいたします。

 新中学校再編方針について、この間5回の説明会が開催され、多くの市民から貴重な意見や疑問が出されました。今議会でも、この説明会を踏まえて多くの議員から質問や意見が出されました。それらを踏まえて、以下質問をいたします。


1つ、 市民説明会に何故教育委員長や委員が出ていないのか伺います。この事について、今議会では一応答弁がありましたが、改めて再度の答弁を求めたいと思います。

2つ、 説明会では、再編方針は決定で市長も了解済み。変更する場合は、議会の陳情か請願でやるしかない旨の説明があったように聞いていますが、このような説明がありましたか伺います。

3つ、 再編方針で、生徒の安全がすべてに優先しなければならないと考えますが、教育委員会の方針はそうでないように聞こえます。2011年3月11日を経験した今、再編方針の中で生徒の安全はすべてに優先すると考えますか。改めて教育委員会の考え方を伺います。

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