銚子市市議会議員

加瀬 庫蔵(かせ くらぞう)の公式サイト

Kurazo Kase Official Web Site

2015年12月議会報告




2015年12月議会報告


トピックス
最大の課題は、市財政の赤字回避
財政悪化の原因は無計画な大規模(箱もの)事業の連発
=総事業費242億円・昨年まで88億円、今年度から154億円の支出=
越川市長・2年半の努力
=見込んでいない経費もあるが=
平成26・27年度の収支はどうだったか
平成26年度は、つくろった黒字決算
平成27年度の努力
=千葉県市町村総合事務組合との交渉=
平成31年度まで財政努力の効果額16億2700万円
平成31年度累積赤字12億6400万円の解消努力
=それでも厳しい状況は続きます=
市立病院の赤字大幅に改善
越川市長就任後4億2000万円の赤字額減少と改善が進む
赤字の理由と病院再生への取り組み
市立病院に対する越川市長の熱い思い議会答弁を通じての訴え
医療公社で運営も完全に透明化
平成20年と同じ轍(わだち)を踏んではならない
地域包括ケアシステムの一翼を担う決意


最大の課題は、市財政の赤字回避


 平成27年12月議会が、11月30日から12月22日まで23日間の日程で開催されました。銚子市における最大の課題は、市財政における今年度(平成17年度)と来年度以降の収支改善、そして、今年4月医療公社へ移行した市立病院の再生についてです。
 上程議案は?議案で特徴的なものは、斎場(火葬場)使用料の値上げ、ごみ処理手数料の値上げ、放課後児童クラブの指定管理者の指定、養護老人ホーム長崎園の指定管理者の指定等々についてで、すべての議案が可決されました。

ページTOPへ


越川市長、2年半で累積赤字約3分の1まで改善


財政悪化の原因は無計画な大規模(箱もの)事業の連発
=総事業費242億円・昨年まで88億円、今年度から154億円の支出=

 越川市長が誕生した平成25年5月段階での収支見通しは、平成31年まで37億円の赤字が積み重なるという最悪の状況でした。
 原因は、野平前市長による無計画な大規模 (箱もの) 事業の連発でした。大学への補助金、保健福祉センター、市立高校、給食センター建設を連発した結果、総事業費は242億円にもなりました。このうち平成26年度まで支出した額は総事業費の約3分の1に当たる88億円です。残りの約3分の2に当たる154億円は今年度(平成27年度)からの支出となっています。これが市財政悪化最大の原因です。

ページTOPへ




越川市長・2年半の努力
=見込んでいない経費もあるが=

 今年の8月、県の市財政に対するヒアリング調査時に作成した収支見通しでは、平成31年度までに累積赤字が12億6400万円であることが示されました。越川市長就任2年半で累積赤字が約3分の1まで改善されたことになります。
 しかし、平成25年度当時も見込んでいなかったものですが、学校統合経費、市庁舎整備経費、広域ごみ処理経費等の支出は今回も見込んでいません。また、人口減少もある程度予測して見込んでいますが、国勢調査の結果予測を超える人口減少が起こった場合、交付税も市税も予測を超えて減少することになり、厳しい財政状況が続くことになります。
 このような前提を踏まえても、2年半でかなりの改善をしてきました。
ページTOPへ




平成26・27年度の収支はどうだったか


平成26年度は、つくろった黒字決算
 平成26年度市の一般会計決算は、財政改善を始めたばかりでもあり銚子市始まって以来の赤字決算になることが確実でした。
 したがって、赤字決算回避のため緊急避難的処置として、水道事業会計から4億2000万円を借入し、介護保険事業会計に対する一般会計からの繰り入れ分1億5000万円を先送りして実質収支を9千万円強の黒字としました。
 どうにか表面上赤字決算への転落は避けられましたが、平成27年度の財政運営はより厳しいものになりました。

ページTOPへ




平成27年度の努力
=千葉県市町村総合事務組合との交渉=

 今年8月に作成した収支見通しでは、平成27年度の歳入は240億4000万円、歳出は241億6000万円で1億2000万円の赤字決算となる計算でした。
 市では、赤字決算改善の為あらゆる状況を検討してきました。その中の一つに、千葉県市町村総合事務組合との間で、旧市立病院職員の退職手当積立金についての交渉がありました。退職積立金と実際に支払われた退職金とのかい離から、毎年多額の支出があり、その年額1億8800万円 (退職手当一般負担金) を先送り(実質減額)することで話し合いがまとまりました。
 市立病院も医療公社への移行により大幅な収支改善があり、一般会計からの繰り出し額も大きく減額しました。まだ予断は許しませんが、平成27年度収支は何とか赤字決算回避が見えてきました。

ページTOPへ



平成31年度まで財政努力の効果額16億2700万円




平成31年度累積赤字12億6400万円の解消努力
=それでも厳しい状況は続きます=

 財政改善の努力をしても、平成31年度には12億6400万円の累積赤字があるとの見通しです。
 そこで歳入では、ふるさと納税の推進やごみ処理手数料の値上げ等で3億6800万円の増加を見込み、歳出では、部長職を廃止するなど行政組織再編に伴う人件費の減少、さらに千葉県市町村総合事務組合との交渉で、退職手当一般負担金年間1億8800万円(5年間で9億4000万円)実質減額が了承された事から、歳出合計で12億5900万円の減額が可能となりました。従って、全体の効果額を16億2700万円と見込むことが出き、平成31年度末には約3億6300万円の累積黒字となる収支見通しが出来ました。
 しかし、前述したように国勢調査の結果予測を超えた人口減少が起こったり、公共施設の老朽化により不測の事態が生じた場合、より厳しい財政運営を強いられることになります。

ページTOPへ



市立病院の赤字大幅に改善


越川市長就任後4億2000万円の赤字額減少と改善が進む
 市立病院は平成20年9月全面休止後、平成22年5月に再生機構が指定管理者となって再開されました。
 市立病院の赤字補てんに医療機器リース料などを加えた繰り出し額は、平成22年度3億4000万円、23年度8億6000万円、24年度9億3000万円、25年度6億7000万円、26年度5億3000万円、そして本年度27年度は赤字補てん4億円に医療機器リース料1億1000万円を加えた5億1000万円という見込みです。
 越川市長就任前の平成24年度と比べてみると、病院への繰り出し金は4億2000万円減少し改善しています。

ページTOPへ



赤字の理由と病院再生への取り組み
 再生機構時代は、必要なかった東京事務所経費や高額な広告宣伝費、事務職員数の多さ、不採算な外来診療の多さなどが赤字の原因として指摘されました。
 越川市長就任後は、検討委員会を設けて病院の在り方を検討し、医療公社移行後は事務職員数を減らし人件費の圧縮を図りました。
 平成27年10月からは武内克介医師が新院長に就任しました。現在人間ドックや乳がん検診を実施していますが、水を侵入させることによって痛みを少なくする内視鏡検査「水浸法(すいしんほう)」による検査やポリープ切除、旭中央病院との連携を図りながら、回復期リハビリテーション病棟の導入など病床率アップに向けた医療連携に向けた取り組み等々、真の再生に向けた努力が行われています。

ページTOPへ



市立病院に対する越川市長の熱い思い


議会答弁を通じての訴え


医療公社で運営も完全に透明化
 再生機構では不正念書問題、禁煙外来の施設基準違反、労働基準法違反、多額な広告料の支出等々がありました。
 このような反省を生かし、医療公社では武内院長のもと病院改革に必死で取り組んでいます。病院改革には厳しい目が必要です。しかし、根底には市民の支え・応援がなければ市立病院の再生はできません。

ページTOPへ



平成20年と同じ轍(わだち)を踏んではならない
 平成20年3月議会では「一向に良くならない病院、金ばかり食う病院、命を守れない病院」という発言があり、当時の院長は、この発言をきっかけに「精神的に疲れ、燃え尽きた」と辞職をしました。前面休止につながった出来事でした。
 決して、平成20年と同じ轍(わだち)を踏んではならないと思います。医師不足・看護師不足という困難な中で、立て直しに必死に頑張っている武内院長、病院スタッフがくじけることのないように応援をいただきたいと思います。

ページTOPへ



地域包括ケアシステムの一翼を担う決意
 経営改善を図りながら地域に求められる医療をしっかり提供するんだ、地域包括ケアシステムの一翼を担うんだ、その気持ちで病院職員が本当に一生懸命に頑張っています。市民の支え・応援をぜひお願いします。

ページTOPへ